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なぜ注文住宅は建築家と家づくりするのが良いのか

注文住宅を建築家に依頼するメリットは、当ブログで再々お伝えしています。

人で選ぶことができる唯一の依頼先ということです!

注文住宅の依頼先を企業で選ぶと、たまたま巡り合わせた担当者と家づくりを始めることになります。

「巡り合わせた家づくり担当者」と「選び抜いた家づくり担当者」、どちらがご自身とご家族にとって理想的か考えてみましょう。

家づくりは3回やってベスト?

住宅は3回建てて、やっと満足する家が完成する。と聞いたことがあるでしょうか?
この言葉は、家づくりの良し悪しは担当者によって左右される。と同じくらいよく聞く格言です。

なぜ、1度で満足のいく家づくりができないのか。
それは、ひとえに検討不足が原因です。

検討不足の要因は、クライアントとなるお客様ではなく家づくりのプロにあります。家づくりはプロである担当者がクライアントと同じ目線に立ち、要望のみではなく実生活で必要になる部分をヒアリング段階から引き出していき、補完することで検討に検討を重ねる必要があります。

ではなぜ、検討不足が発生するのか。
担当者の経験不足や知識不足もあるかも知れませんが、一番重きは、この家づくりに如何に没入するかにあります。

クライアントの方が、毎日をどのように生活し週末をどんな形で過ごすのか。
例えば、朝起きて一番にすることは何ですか?服はどこで着替えますか?起床は何時で、出勤は何時ですか?などなどお聞きしたいことは山ほどあります。

間取りを作成するのに必要なんです。

間取りとは、クライアントの方々の暮らし方を具現化したモノに他なりません。暮らし方を理解しないまま、流行りの間取りを模倣しただけでは日々の暮らしに制約を与え、息苦しさすら覚えてしまうでしょう。

結果的に、それが失敗したなと思わせてしまうのです。

建築家と企業の担当者では、一人が一年間に手掛ける住宅の量が異なります。前者が少なく後者が多いのですが、実体験に基づくと量として3~4倍は変わります。

どちらが一軒の家づくりに没入し易いかは、明らかではないでしょうか。

これは私が建築家として独立した理由でもあります。

一組のクライアント様との時間を大切にしたい!!
「私の建築家」です。とクライアント様のお知り合いに紹介して頂けるくらい密なやり取りが出来ることを理想としています。

家づくりの相性が合わない…

家づくりの相性と言うよりも、人としての相性と言った方が良いかも知れません。

相性があるのは、企業の担当者、建築家いずれについても同じですが、人それぞれ個性がありますので良し悪しではなく、馬が合う合わないの話になります。
人は皆、どんなに良い意見や忠告でも相性の悪い人からの指摘であれば、耳を塞ぎたくなるものではないでしょうか。

家づくりで相性がもたらす結果は、思っている以上に大きなものを生みだします。
是非、相性の良い方を選び抜いて下さい。

売れっ子営業マンや有名建築家と、ご自身やご家族の相性が良いとは限りません。名の通った人に任せたから安心だと思っていたのに…
と言った話は往々にして聞く話です。

企業の担当者を指名することは簡単ではありませんし、ましてや相性をみてから話を進めることは更に難しくなります。
一方、建築家(設計事務所)ではまずお会いして、人となりを確認してもらってからがスタートです。

施工実績をみて作風を確認するのも大事ですが、まずは一度連絡を入れてみて下さい。簡易的ではありますが、返答の速度や内容・言葉遣いなどでご自身との相性は何となく図れるのではないでしょうか。

そこから、会ってみたいと思える人と面談を実施し、プラン作成への歩みを進めて欲しいと思います。

ご自身やご家族と価値観を共有できる建築家は必ずおられます。ご自宅への思いを馳せながらネットサーフィンをお楽しみ下さい。

家づくり全体のサポートがない

家づくりには建物デザイン以外の部分が多く含まれます。

建築前には資金計画・土地探し・銀行申込、建築中は建築費の部分支払いや近隣対応、建築後には建物登記や銀行融資実行などとても多くの工程があります。
これらの工程を一手に引き受けてくれるのが、ハウスメーカーと言う訳です。
工務店もかなりの部分を引き受けてくれるので、とても有難い存在に違いありません。

その点建築家は、設計に時間を費やしストイックに取り組むことを信条にしています。クライアントの要望ひとつをいろんな角度から検証し、図面やスケッチを描き、模型を製作しながら納得するまで検討を重ねて提案するからです。
結果、建築以外のサポートが薄くなるというデメリットを生んでいました。

しかし最近ではその弱点を克服すべく、不動産ネットワークやファイナンシャルプランナーと協業する建築家も多く現れており、できる限りスムーズに家づくりが進むように変わってきています。

モリシタユウヤ建築設計事務所では、ハウスメーカー、アパート業界、地元工務店に勤めた実績がありますので、多くの事を当事務所主体で進めることができ、ワンストップに近い対応をとることも可能です。
年間の完工棟数を絞り込むことで、クライアント様との時間をより密に確保し納得のいく家づくりをご提供いたします。

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