前回からの引続きで、本体工事費についてもう少し解説します。
建築費の中で70~75%を占める本体工事費ですが、大きく分けると躯体工事、仕上工事、設備工事
に分類できます。
どこに、どの程度の費用が掛かっているのか知ることで、ご自身やご家族の理想 とする住まいの
予算規模を把握し家づくりを進めていきましょう。
本体工事費とは
本体工事費は建築物本体にかかる費用です。ハウスメーカーなどが「坪単価」をあらわすときには、この本体工事費をもとに算出
されていることが多いです。本体工事の項目の多さをみると、家が建つまでには本当に多くの工事関係者がかかわっていることが
わかるとおもいます。
一般的に木造住宅の本体工事費割合は概ね以下のようになっています。(当社調べ)
・躯体工事費 | 41.5%
・仕上げ工事費 | 35.5%
・設備工事費 | 23.0%
コロナ禍の影響もあり、建築費用は上昇傾向にありますが木造住宅の工事費割合に大きな変化はないようです。
続いては、各項目の中身についてです。
されていることが多いです。本体工事の項目の多さをみると、家が建つまでには本当に多くの工事関係者がかかわっていることが
わかるとおもいます。
一般的に木造住宅の本体工事費割合は概ね以下のようになっています。(当社調べ)
・躯体工事費 | 41.5%
・仕上げ工事費 | 35.5%
・設備工事費 | 23.0%
コロナ禍の影響もあり、建築費用は上昇傾向にありますが木造住宅の工事費割合に大きな変化はないようです。
続いては、各項目の中身についてです。
躯体工事費
躯体工事費は、木造住宅建築費の約4割を占めており、その中でも木工事は全体の30~35%を占めます。
その他の工事についても確認してみて下さい。
・仮設工事 |足場や廃材処分費など | 4.0%
・基礎工事 |建物基礎工事 | 6.5%
・木工事 |木材加工や大工工賃 | 31.0%
躯体工事費は、基礎の広さと木材料の多さによって決まってくるので、凹凸が激しい形状になるほど増加
する傾向にあります。
その他の工事についても確認してみて下さい。
・仮設工事 |足場や廃材処分費など | 4.0%
・基礎工事 |建物基礎工事 | 6.5%
・木工事 |木材加工や大工工賃 | 31.0%
躯体工事費は、基礎の広さと木材料の多さによって決まってくるので、凹凸が激しい形状になるほど増加
する傾向にあります。
仕上げ工事費
仕上げ工事には、多くの項目があり建物の出来栄えに直結します。
・屋根板金工事 |屋根や庇の工事 | 6.5%
・外壁工事 |外壁工事 | 6.2%
・金属製建具工事 |鋼製建具や樹脂建具などの材料取付費 | 6.2%
・木製建具工事 |内部建具や外部の木製建具などの材料取付費 | 5.9%
・左官工事等 |内外部の材料および工賃 | 1.6%
・塗装工事 |内外部の塗装工事 | 2.2%
・内装工事 |壁紙や畳工事 | 5.8%
・雑工事 |防水工事や防蟻処理工事など | 1.1%
各工事の全体から見た割合を記載しましたが、これらの数値はあくまで目安です。
屋根を本瓦にしたり、石やタイルを多く使用すると全体の費用も割合も増加することになります。
・屋根板金工事 |屋根や庇の工事 | 6.5%
・外壁工事 |外壁工事 | 6.2%
・金属製建具工事 |鋼製建具や樹脂建具などの材料取付費 | 6.2%
・木製建具工事 |内部建具や外部の木製建具などの材料取付費 | 5.9%
・左官工事等 |内外部の材料および工賃 | 1.6%
・塗装工事 |内外部の塗装工事 | 2.2%
・内装工事 |壁紙や畳工事 | 5.8%
・雑工事 |防水工事や防蟻処理工事など | 1.1%
各工事の全体から見た割合を記載しましたが、これらの数値はあくまで目安です。
屋根を本瓦にしたり、石やタイルを多く使用すると全体の費用も割合も増加することになります。
設備工事費
生活するうえで、欠かせない宅内外の設備機器に関する工事です。
・住宅設備工事 |キッチンやユニットバスなどの住宅設備 | 12.5%
・給排水衛生設備工事 |水道配管工事や接続工賃など | 4.2%
・電気設備工事 |電気配線工事など | 5.0%
・ガス工事 |ガス配管や給湯設備設置工事など | 1.3%
昨今の省エネ時代に合わせて、設備機器もグレードアップを重ねており価格も上昇傾向にあります。
高性能設備機器は、快適さを実感しやすいため選びたい気持ちも分かりますが、全体のコストバランスと
ご自身やご家族が何処に焦点をあたるか、しっかりと判断して導入する必要があります。
・住宅設備工事 |キッチンやユニットバスなどの住宅設備 | 12.5%
・給排水衛生設備工事 |水道配管工事や接続工賃など | 4.2%
・電気設備工事 |電気配線工事など | 5.0%
・ガス工事 |ガス配管や給湯設備設置工事など | 1.3%
昨今の省エネ時代に合わせて、設備機器もグレードアップを重ねており価格も上昇傾向にあります。
高性能設備機器は、快適さを実感しやすいため選びたい気持ちも分かりますが、全体のコストバランスと
ご自身やご家族が何処に焦点をあたるか、しっかりと判断して導入する必要があります。
まとめ
建物本体工事の費用は年々増加傾向にあります。これはコロナ禍による供給バランスの崩壊や物価上昇も一因ですが、
設備機器や仕上材のグレードアップも要因となっています。
SNSの普及により建築物の情報が身近に手に入ると、どうしても良いモノが目に入ってしまうと思います。
その設備や材料が本当に必要なのか、ご自身たちのライフスタイルに合致しているのか今一度照らし合わせる必要があります。
そのうえで予算配分を十分に注意しながら練っていきましょう。
ご自身やご家族のみで進めるには難しい場合は、建築士とファイナンシャルプランナーを交えてお話を進めることを
お勧めいたします。
モリシタユウヤ建築設計事務所でも、ご希望によって資金計画についてファイナンシャルプランナーを交えながら
お話させて頂きますのでお気軽にご相談ください。
設備機器や仕上材のグレードアップも要因となっています。
SNSの普及により建築物の情報が身近に手に入ると、どうしても良いモノが目に入ってしまうと思います。
その設備や材料が本当に必要なのか、ご自身たちのライフスタイルに合致しているのか今一度照らし合わせる必要があります。
そのうえで予算配分を十分に注意しながら練っていきましょう。
ご自身やご家族のみで進めるには難しい場合は、建築士とファイナンシャルプランナーを交えてお話を進めることを
お勧めいたします。
モリシタユウヤ建築設計事務所でも、ご希望によって資金計画についてファイナンシャルプランナーを交えながら
お話させて頂きますのでお気軽にご相談ください。