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大掃除。その前に…

師走の前に終わらせてしまいたい。

年の瀬が近づくと、否が応でも意識しまうのが大掃除ではないでしょうか。

しかし、本題の大掃除をしようにもモノが溢れてどうにも…

自宅を建てる前でも建てた後でも、そんな経験をした人は多いのではないでしょうか。

そこで、まずはモノを減らすことから始めてみましょう。

もっと暮らしを楽しくする為に!

何故モノを捨てられないのか

増やしているつもりは無いけれど増えていくのが常なのです。
増えたモノを減らすには、捨てるか誰かに譲るしかありません。
しかし、それが難しい。

モノを捨てられない理由は、ものの本によると大きく分けて以下になるそうです。

モノへの依存
損得感情
所有欲
罪悪感
完璧主義
無自覚

各個に解説と対処法を記載してみます。

モノへの依存

モノを手に入れることで安心し、モノに囲まれることで欠点を補えたと
感じられる状態にあります。

スモールステップによる依存の脱却が鍵になります。

損得感情

「勿体ない」の精神はとても大切な事です。
しかし、モノを減らそうと考えている最中には何とも厄介な言葉になってしまいます。

誰しも、自らのお金で購入したモノを捨てることには抵抗はあります。

ここは、冥土にモノは持って行けない。ならば今捨てても一緒!の言葉に従い、
行動に移してみましょう。

所有欲

所有することに価値を見出し、物を持っていることが一つのステータスだという考え方
の癖があるため、物を捨てることに抵抗がある状態です。

モノを減らすことで、得られるメリット(スペースの改善・片付けの手間・探し物等)に
焦点をあてることで改善を試みてみましょう。

罪悪感

捨てること自体への罪悪感

モノを減らす時に障壁となる言葉です。
まだ使用可能なモノを捨てることは悪い事だと感じてしまいがちです。

そんな時は必要な人に譲ったり売ったりする。または、洋服などは端切れにして
掃除に利用するなどして別の再利用方法を見つけてしまうと良いでしょう。

捨てることのメリットを紙などに書き出して行動に繋げるのが良い方法です。

完璧主義

シリーズもののグッズを全部集めてきれいに並べたい、マンガや雑誌などの書籍は
取敢えず購入しておきたい、部屋の中の物は絶対ココに置いておきたいなどの完璧
主義的な性格の人は、物を溜め込みやすい状態にあるともいえます。

モノを減らすこと以上に、こだわりを優先する性格の人も注意が必要です。

事を起こすからには完璧であること!を求めるがゆえに、部分的な片付けが進まず
住まいはモノであふれてしまいます。

一気に全体を完了させるのではなく、限定した行動を完璧に完了させる習慣を
つくることで、元来の完璧主義の発想を良い方向に生かしましょう。

無自覚

現状を把握できていないので、何を持っているのかにも意識がいかず気づけばモノで
溢れている状態。

持っているモノを把握することで、新たに不要なモノを取り込むことを阻止します。

モノの減らし方

モノを減らす為に必要なこと、まず始めは分別です。
仕分ける基準をつくることで無理なく実践してみてください。

では、どの様に分別基準をつくっていくのか。

色々な方法がありますが、わたしのお勧めは4段階による分別です。

1. 「使える」or「使えない」に分別
2. 「使える」モノを更に「使っている」or「使っていない」に分別
  (年に1回でも使っているなら使っているに分別)
3. 「使っている」モノを「いる」or「迷う」or「いらない」に分別
4. 「迷う」モノを「いる」or「いらない」に最終分別

という具合です。

この分別方法を、収納スペースから逆算し残すモノの上限を決めて行うと
更に効率的にモノを減らすことができます。

どこから手をつけるのか

一番片付けのしやすい場所と言われるのは冷蔵庫です。

冷蔵庫に収納できる量は上限が決まっており、更に「使える」「使えない」の
分別が付きやすいことが理由です。

冷蔵庫を手掛かりにシューズボックス、クローゼット、洗面室など場所毎に
片付けを行うスモールステップ方式で取り組みモノの減量を促進しましょう。



まとめ

モノがあることは便利なことです。

しかし、適量をオーバーし溢れ出たモノは便利さを通り越し住まいから色々なものを奪っていきます。

モノを置くためのスペース、モノを管理する労力と時間、管理できないモノによる心身の健康などなど…

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」

という慣用句にもある様に、行き過ぎた事はマイナスに働きます。

これは、もちろん暮らしだけでなく家づくりにもマイナスに働いてきます。

モノを鎮座させる場所を確保するあまり住宅の床面積が大きくなっていませんか?

年末を迎えるにあたり、今一度適量について考えてみるのはいかがでしょうか

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