家づくりの資金計画について目安を解説していきます。
家づくりに必要となる費用は、建築費+土地代+諸費用です。そしてインテリアも新築時に刷新
したいとなると、その費用も組み込むことになります。
全体の中で、どこにどれだけ費用を掛けていくのかを考えます。
家が完成するまでに必要な資金や予算の全体像をしっかりとイメージして
後悔しない家づくりをしましょう。
家づくりにかかる費用
国土交通省の令和元年度住宅市場動向調査報告書によると、
建築コストは全国平均で3,235万円、土地購入費が同じく全国平均で1,353万円との調査結果になりました。
そして、土地購入を含む家づくりにかかった総費用の全国平均は4,615 万円となるそうです。
まず、それぞれの費用について確認したいと思います。
建物にかかるお金は大きく分けて以下の3つです。
・本体工事費 建物自体の工事費用で、全体の70~75%を占めます。
・別途工事費 本体工事費に含まれない地盤補強工事や水道工事などで、15~20%程度になります。
・諸経費 ローン手数料、火災保険費用、税金などで10%程度が目安となります。
土地購入にかかわるお金は次のようになります。
・土地代 土地の売り出し金額です。地域によって価格差が大きくなりますが、占める割合は95~96%となります。
・諸経費 仲介手数料、土地契約印紙代、登録免許税で4~6%となります。
諸費用としては次の様な項目があげられます。
・設計監理費 設計事務所に設計と工事監理を依頼した場合に必要となる費用。建築工事費の8~12%が目安です。
・インテリア用品 家具や家電を新調する場合の費用
・税金 不動産所得税・固定資産税・都市計画税がある
次に、各項目について詳しくみてみましょう。
建築コストは全国平均で3,235万円、土地購入費が同じく全国平均で1,353万円との調査結果になりました。
そして、土地購入を含む家づくりにかかった総費用の全国平均は4,615 万円となるそうです。
まず、それぞれの費用について確認したいと思います。
建物にかかるお金は大きく分けて以下の3つです。
・本体工事費 建物自体の工事費用で、全体の70~75%を占めます。
・別途工事費 本体工事費に含まれない地盤補強工事や水道工事などで、15~20%程度になります。
・諸経費 ローン手数料、火災保険費用、税金などで10%程度が目安となります。
土地購入にかかわるお金は次のようになります。
・土地代 土地の売り出し金額です。地域によって価格差が大きくなりますが、占める割合は95~96%となります。
・諸経費 仲介手数料、土地契約印紙代、登録免許税で4~6%となります。
諸費用としては次の様な項目があげられます。
・設計監理費 設計事務所に設計と工事監理を依頼した場合に必要となる費用。建築工事費の8~12%が目安です。
・インテリア用品 家具や家電を新調する場合の費用
・税金 不動産所得税・固定資産税・都市計画税がある
次に、各項目について詳しくみてみましょう。
本体工事費
全国平均の建築コスト3,235万円を基準とすると本体工事費は2,265万円くらいとなります。
工事内容には以下の様な項目が含まれています。
・仮設工事
・基礎工事
・木工事
・屋根工事
・外壁工事etc…
主な項目を上げていくだけでも大変多くなるので、それらについては次回以降の記事で触れたいと思います。
工事内容には以下の様な項目が含まれています。
・仮設工事
・基礎工事
・木工事
・屋根工事
・外壁工事etc…
主な項目を上げていくだけでも大変多くなるので、それらについては次回以降の記事で触れたいと思います。
別途工事
別途工事費として計上される項目には以下のようなものがあります。
・既存建物解体工事 既存建物の取り壊しがある場合に必要
・地盤補強工事 地盤調査の結果、現状地盤に補強が必要な場合に発生
・照明器具工事 照明器具と取付工事は、施主支給品であることも増えてきたので別途工事にする場合が多い
・空調機器工事 エアコン機器と取付工事は照明と同じ理由により別途工事にすることが多い
・カーテン工事 建築後に選定することも可能なので、別途工事扱いとされる
・外構工事 建築後に選定することも可能なので、別途工事扱いとされる
・水道、ガス引込工事 自治体との絡みが多い工事となるので別途工事として扱われる
建築費用の20%の割合ですので647万円が別途工事費に該当します。
建築予定地によっては、既存建物解体や地盤補強などが不要な場合もありますので、
費用変動が大きい工事項目となります。
・既存建物解体工事 既存建物の取り壊しがある場合に必要
・地盤補強工事 地盤調査の結果、現状地盤に補強が必要な場合に発生
・照明器具工事 照明器具と取付工事は、施主支給品であることも増えてきたので別途工事にする場合が多い
・空調機器工事 エアコン機器と取付工事は照明と同じ理由により別途工事にすることが多い
・カーテン工事 建築後に選定することも可能なので、別途工事扱いとされる
・外構工事 建築後に選定することも可能なので、別途工事扱いとされる
・水道、ガス引込工事 自治体との絡みが多い工事となるので別途工事として扱われる
建築費用の20%の割合ですので647万円が別途工事費に該当します。
建築予定地によっては、既存建物解体や地盤補強などが不要な場合もありますので、
費用変動が大きい工事項目となります。
諸経費
諸費用は主に事務的な部分にかかる費用です。
建築費用の10%程度の割合ですので、323万円くらいが該当します。
・地盤調査費 地盤の強度を調べる為にかかる費用
・契約印紙代 設計契約や工事請負契約などの契約にかかる印紙税
・建築確認申請費用、完了検査費用 建築を開始する際に必要になってくる申請と工事終了後に必要な検査費
・登記費用 建物完成後に法務局に登録する為の費用
・住宅ローン手数料 住宅ローンを借りる際に必要な事務手数料
・つなぎ融資手数料 住宅ローンのつなぎ融資を借りる際に必要な事務手数料
・火災保険料 建物完成後に火災保険に加入する際の保険料
・引っ越し費用 新築住宅に引っ越してくる際の費用
・祭事費用 地鎮祭や上棟式などを行う際に必要になる費用
などの項目が該当します。
建築費用の10%程度の割合ですので、323万円くらいが該当します。
・地盤調査費 地盤の強度を調べる為にかかる費用
・契約印紙代 設計契約や工事請負契約などの契約にかかる印紙税
・建築確認申請費用、完了検査費用 建築を開始する際に必要になってくる申請と工事終了後に必要な検査費
・登記費用 建物完成後に法務局に登録する為の費用
・住宅ローン手数料 住宅ローンを借りる際に必要な事務手数料
・つなぎ融資手数料 住宅ローンのつなぎ融資を借りる際に必要な事務手数料
・火災保険料 建物完成後に火災保険に加入する際の保険料
・引っ越し費用 新築住宅に引っ越してくる際の費用
・祭事費用 地鎮祭や上棟式などを行う際に必要になる費用
などの項目が該当します。
土地代
土地購入費は、地域差が大きく全国平均では1,353万円ですが、三大都市圏では1,861万円
首都圏に限ると2,240万円と上昇し、人口比率に応じて上昇していきます。
土地価格が、需要と供給のバランスによって決まる以上、この傾向は続くことになります。
全国平均だと諸経費を除いた、土地代は1,285万円となります。
首都圏に限ると2,240万円と上昇し、人口比率に応じて上昇していきます。
土地価格が、需要と供給のバランスによって決まる以上、この傾向は続くことになります。
全国平均だと諸経費を除いた、土地代は1,285万円となります。
諸経費(土地)
土地購入の諸費用は4~5%なので、全国平均の土地代から考えると約68万円です。
項目としては下記のようになります。
・仲介手数料 土地売買の仲介手数料です。土地代×3%+6万(税別)の簡易計算式で手数料上限が算出できます。
・印紙代 土地売買に必要な契約印紙代
・登記申請費 土地の所有権変更登録に必要な費用
項目としては下記のようになります。
・仲介手数料 土地売買の仲介手数料です。土地代×3%+6万(税別)の簡易計算式で手数料上限が算出できます。
・印紙代 土地売買に必要な契約印紙代
・登記申請費 土地の所有権変更登録に必要な費用
設計監理費
設計事務所と家づくりをする際に必要となる費用です。各社によって違いますが、建築工事費の8~12%が目安となります。
設計監理費がかかるので割高になると思われがちですが、実際はどの建築会社でも設計を担当する建築士の費用は発生しており、
その費用は工事費の中に見えない様に含まれています。
金額が目に見えるのか、目に見えないかの差であると認識してください。
設計監理費がかかるので割高になると思われがちですが、実際はどの建築会社でも設計を担当する建築士の費用は発生しており、
その費用は工事費の中に見えない様に含まれています。
金額が目に見えるのか、目に見えないかの差であると認識してください。
インテリア用品
せっかくの新築なので、家具や家電を買い替えて新しい気持ちで過ごしたい。と考える方は多いと思います。
そう言った場合は、家づくりの余った費用で考えるのではなく最初から予算取りするように心掛けて下さい。
インテリアの費用は、住宅ローンで借り入れることはできません。
建築工事が始まると、夢が膨らんでしまい建築コスト自体も膨らむ傾向にあります。最初にインテリアに
掛ける予算を把握し後悔のないように進めましょう。
そう言った場合は、家づくりの余った費用で考えるのではなく最初から予算取りするように心掛けて下さい。
インテリアの費用は、住宅ローンで借り入れることはできません。
建築工事が始まると、夢が膨らんでしまい建築コスト自体も膨らむ傾向にあります。最初にインテリアに
掛ける予算を把握し後悔のないように進めましょう。
税金
・不動産所得税 土地購入および、新築購入してから半年~1年後に一度だけ課税 固定資産税評価額×3%
・固定資産税 評価額×1.4%(軽減制度あり) 毎年
・都市計画税 評価額×0.3%(軽減制度あり) 毎年
・住宅ローン減税 所得税から一定期間減税を受けることが可能
税金をすっかり忘れていると、後々住宅ローンの返済計画に狂いが生じることもあります。
しっかりと把握しておきましょう
・固定資産税 評価額×1.4%(軽減制度あり) 毎年
・都市計画税 評価額×0.3%(軽減制度あり) 毎年
・住宅ローン減税 所得税から一定期間減税を受けることが可能
税金をすっかり忘れていると、後々住宅ローンの返済計画に狂いが生じることもあります。
しっかりと把握しておきましょう
まとめ
家づくりに必要な資金を把握したあとは、どこにどれだけ費用を掛けていくのかを考えます。
自己資金と住宅ローンのバランスを返済計画と合わせてシミュレーションし、ご自身やご家族のライフプラン
とも照らし合わせる必要があります。予算配分には十分に注意してください。
この辺りは、ご自身やご家族のみで進めるには難しい部分です。ファイナンシャルプランナーなどを交えて
お話を進めることをお勧めいたします。
モリシタユウヤ建築設計事務所では、資金計画についてファイナンシャルプランナーを交えながらお話させて頂きます。
お気軽にご相談ください。
自己資金と住宅ローンのバランスを返済計画と合わせてシミュレーションし、ご自身やご家族のライフプラン
とも照らし合わせる必要があります。予算配分には十分に注意してください。
この辺りは、ご自身やご家族のみで進めるには難しい部分です。ファイナンシャルプランナーなどを交えて
お話を進めることをお勧めいたします。
モリシタユウヤ建築設計事務所では、資金計画についてファイナンシャルプランナーを交えながらお話させて頂きます。
お気軽にご相談ください。